私は中学生の時、右足のふくらはぎの動脈を損傷する大けがをしました。田舎で住んでいたため、最初は町の救急病院で応急処置をしましたが、経過が悪く。大都市の病院に転送され、3時間半の緊急手術の末、助かりました。
しかし、足の動脈はつながらず、両足の血流の違いは大きく、特に1年目の冬はとてもつらかったです。だんだんと血流は増えているようにも思えましたが、それから30年程度したころから、右足のふくらはぎ付近の毛が抜け始めました。心配になって、大病院の診察を受けると”血流は違いますが、大したことありません”で診察終わりでした。
その後、なぜか夏場になると足が痛むことが増えてきました。血流の違いによるものと信じていたですが、とても痛く病院に行こうと思ったのですが、大病院は初診料も高いのでWEB検索したところ、
血管専門のクリニックがありました。当日に診察、1週間後に超音波検査を受診しました。
その結果、足の先で動脈と静脈がつながって血液が末端まで行き渡らないための症状”動静脈ろう”という病気であり、つながっていた血管をレーザーで焼き切る手術をしました。原因はけがをしたため足に血管を治そうとする修復ホルモンが分泌され、言わば余計な血管ができてしまったからでした。
おそらく、大病院で再度診察を受けても判らなかったと思います。診療科が心臓血管外科となることから、心臓周りの血管以外は大した症状とみられないことも考えられます。
その意味でも専門のクリニックの存在はどの診療科においてもまずは受診されることをおすすめします。